糖尿病の統計は
糖尿病そのもんに最も相関するちうわけや。
2型糖尿病では、診断時に20%は網膜症が存在するちうわけや。
発症後20年で、1型の100%、2型の60%の患者に網膜症が発症するちうわけや。
やまとでは中途失明の原因としては最多やったが、平成18年に緑内障に次いで二位となりよった。
せやけどダンさん、糖尿病性網膜症による失明人数は年間約3000人で、毎年増加しとり、緑内障の原因の一部には糖尿病性血管新生緑内障も含まれとる点は留意したいちうわけや。
糖尿病性腎症
腎臓の糸球体が細小血管障害のため硬化して数を減じていく等)。
糖尿病の症状は
第1期(腎症前期)
症状は無いちうわけや。
第2期(早期腎症)
第1期から5〜15年で発症するちうわけや。自覚症状はあらへん。
第3期(顕性腎症)
第3期A
尿検査用試験紙で尿蛋白が陽性となるちうわけや。自覚症状は通常へん。
第3期B
続発性ネフローゼ症候群を呈するちうわけや。低アルブミン血症による浮腫やうっ血性心不全を生じるちうわけや。
第4期(腎不全期)
浮腫に加え、倦怠感、悪心、精神的不安定、掻痒感やらなんやらの尿毒症症状が生じはじめるちうわけや。
第5期(透析療法期)
透析療法を行いまへんと尿毒症症状が容易に生じ死に至るちうわけや。
糖尿病の検査は
尿一般検査、尿中微量アルブミン測定
患者にしてみれば、普通の採尿検査なんや。
腎臓生体針検査
毛細血管基底膜が肥厚し、メサンギウム基質が増加するちうわけや。第1期から糸球体メサンギウム領域に結節性病変ができ、腫大するちうわけや。
腎臓超音波検査
糸球体が腫大するため、腎不全になっても腎臓は萎縮せへんし、腫大するちうわけや。
糖尿病の診断は
第1期(腎症前期)
糸球体濾過量(GFR)が増加するちうわけや。糸球体濾過量が増加する事を濾過過剰(hyperfiltration)とぬかす。
第2期(早期腎症)
第2期は、微量のアルブミンが尿に漏れ出すようになりよった時期。微量のアルブミンが尿に漏れ出すようになる事を、微量アルブミン尿(microalbuminuria)とぬかすが、血糖コントロールによって消失するちうわけや。濾過過剰を継続してん。血尿は発症せん。高血圧が発症し始め、これがさらに腎障害を悪化させ、「腎障害→高血圧→腎障害」ちう悪循環に陥るちうわけや。
第3期(顕性腎症)
第3期は持続的蛋白尿が認められはるようになりよった時期。既に不可逆病変なんや。
第3期A
第3期B
続発性ネフロゼ症候群を呈するちうわけや。
第4期(腎不全期)
GFRは低下し、血清クレアチニン値も増加するちうわけや。
第5期(透析療法期)
糖尿病の治療は
薬物療法
浮腫に対しては、腎糸球体濾過量を低下させへんループ利尿薬を用おる。糸球体肥厚や硬化を防ぐために糸球体内圧を下げるアンギオテンシン変換酵素阻害薬やアンギオテンシンII受容体拮抗薬の有用性が示されるが、全身の血圧も十分降圧する必要もあり、Ca受容体拮抗薬やらなんやら他の降圧剤も組み合わせて用おる。尿毒を便から排泄させる球形吸着炭(クレメジン)やカリウム排泄剤、酸塩基平衡を補正するための重曹やクエン酸ナトリウム・カリウム合剤を内服し、腎性貧血が進行した場合エリスロポイエチンの注射を行うわ。
人工透析
腎症が進行したら腎機能が完全に廃絶し透析に至ることもあるんや。クレアチニンが透析導入を判断する基準となるちうわけや。
腎移植・膵腎移植
やまとでは臓器提供がちびっとのさかい、移植例数がすない。膵臓の一部と片腎の提供そやけど、特に1型糖尿病患者では生活の質が向上するんで、生体移植も試みられとる。膵臓と腎臓は心臓死移植でも提供可能なんや。移植後、糸球体病変の可逆的変身が観察される事が報告されとる。
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